特定の個人・団体・企業を誹謗中傷するコメントを見つけた場合、即刻削除させていただきます。ご了承ください。

2019年02月12日

食べ物を落としても5秒以内に食べれば大丈夫という都市伝説5秒ルールはアリなのか?最新の研究結果で明らかに(英研究)






食べ物を落としても5秒以内に食べれば大丈夫という都市伝説5秒ルールはアリなのか?最新の研究結果で明らかに(英研究)

 食べ物をテーブルや床に落としてしまった!でも5秒以内に拾って食べれば大丈夫(日本だと3秒)。という都市伝説めいたものがある。

 本当に大丈夫なのかどうなのか?これをテーマに研究する専門家は結構いる。これまでも様々な研究結果が報告されているが、英アストン大学の細菌学者のアンソニー・ヒルトン教授が行った最新の研究によると、5秒ルールは特定の条件においては安全で、それどころか30分まで有効なこともあるそうだ。

 床の上の食べ物は、落とした時間によらず、リスクがまったくないということはない。だが、うっかり大好物を落としてしまったとき、どうするか考えるにあたっては別の要素が存在する。

床表面と食べ物の種類で異なる
 ヒルトン教授は、それが有効かどうかは床表面と落とした食べ物次第なのだと述べている。

もちろん、ぱっと見が埃だらけの床なら止めた方がいいです。でも明らかに汚染されているというのでなければ、室内の床に落として数秒くらいでは有害な細菌は付着しません


 研究結果によれば、乾燥した食べ物については、床に落ちていた時間の長さは細菌が付着するかどうかの要素ではないという。

 実験では、1,000万匹の細菌が潜む室内の床(絨毯、リノリウム、タイルなど)にさまざまな食べ物を落としてみた。

2_e2

乾燥した食べ物なら最大30分、湿気を帯びた食品なら5秒以内
 その結果、タイルやリノリウムの床の場合、ビスケット、チョコレート、ポテトチップ、サンドイッチといった乾燥した食べ物なら、30分(秒ではない!)が経過しても細菌が増加するリスクはほとんど変わらないことが判明した。

 しかしパスタ、揚げ物、ドーナッツ、トーストのバターを塗った面のような湿気を帯びた食品の場合、5秒ルールは守った方がよさそうだった。それ以上だと、多くの細菌が付着する可能性が高まるからだ。

1_e2

 実はこれまで5秒ルールを否定した研究がいくつか存在した。

 例えば、2016年の研究では、落とした食べ物や床の表面にかかわらず、1秒もたたずに細菌の付着が始まると主張していた。だが、この研究でも食品や床の種類が重要であることを明らかにしており、その点では今回の研究と一致する。

 今度、食べ物を落として食べるべきか考えあぐねてしまったら、床の表面と食べ物の湿度に着目してみよう。

via:rt・twitter・mashableなど/ translated hiroching / edited by parumo
posted by gensou-choumazin at 08:55| Comment(0) | 最新・面白科学記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

量子力学から予測される10種の革新的含意






量子力学から予測される10種の革新的含意


 量子力学は過去数十年で驚嘆すべき出来事を起こしてくれた。浮気を見分ける方法から骨折を精密に検査する機器まで、量子力学を応用した技術はいくつもある。

 専門家の言葉を信じるならば、まだまだ驚きの革新が量子力学から登場するという。

10. 核融合炉
1_e6

 太陽で起きている核融合は、地球上の生命の源だ。太陽には水素原子が豊富にあり、熱と圧力がそれをヘリウム原子へと融合させる。地球へ届く日光は、このとき放たれる放射性エネルギーである。その連鎖的な核融合によって起きている過程の1つが量子トンネルという現象だ。

 専門家は核融合を地球上で再現しようとしているが、それには量子物理学者の協力が不可欠である。核融合による発電はまだ夢の技術でしかないが、その実現に近づくためには量子力学の理解を進めねばならないのだ。


9. 完璧な時計
2_e6

 地球軌道を飛ぶ宇宙ステーションや人工衛星を同期させたり、マリアナ海溝やエベレストで完璧な時刻を知るには、原子時計という量子力学の原理を利用したものが利用される。

 これは今までもすでに大いに人類に貢献してきたが、さらなる精度が求められている昨今、より高度な量子時計の開発が待たれている。超正確な自動運転車から宇宙旅行まで、その応用範囲は数知れない。


8. 量子コンピューター
3_e6

 今や人工知能は人間の知性を追い抜こうとしている。しかし人間と機械が現在のものよりもずっと広大なネットワークに接続されるであろう将来、従来のシリコンチップでは不十分になると予測されている。そこで登場するのが量子コンピューターだ。

 これは原子の性質を利用することでリアルタイムなデータの保存と処理を行う。量子コンピューターの実験結果は素晴らしいが、現時点で経済的に採算性がある機器を作ることはかなり難しいとされる。

 それでも2030年には普及し始めると考える専門家もいる。仮に量子コンピューターが完成すれば、現在のスーパーコンピューターで2年かかる計算をほんの数秒でこなすことが可能になる。

関連記事:世界を一変させるかもしれない量子スーパーコンピューターの設計図が公開される(英物理学者)


7. 銀河間旅行
4_e6

 人類が地球以外の惑星に移住することはまだまだ先の話であるが、ミチオ・カク博士など著名な未来学者によれば、深宇宙への人類進出は量子力学の理解次第なのだという。従来の技術で達せられる速度では、太陽系内の他の惑星への入植すらままならないかもしれない。そこで期待されるのが量子力学だ。

 現在の宇宙船にはすでに量子時計が利用されているが、量子コンピューターがあればさらに素晴らしい未来の宇宙船を作ることができる。そして量子もつれをきちんと理解できれば、ワームホールを抜けて銀河間を移動するという究極の航法が可能になるかもしれない。


6. 超堅牢な暗号
5_e4

 ネットのセキュリティは現代最も差し迫った問題の1つであり、より堅牢な暗号がますます求められるようになっている。銀行取引から私的なメッセージまで、毎分数十億ものデータが送信されているが、実は既存技術でその安全を保つのは容易ではない。そこで切り札となるのが量子暗号だ。

 これは光子を制御して、亜原子レベルに情報を保存する技術であり、投票や衛星データをはじめとするいくつかの事例ですでに応用されている。


Quantum Cryptography Explained


5. 精密な光学機器
6_e3

 今日、最も広く量子力学が応用されているのは光学の分野だろう。世界最先端の顕微鏡は量子トンネルを利用して、DNAや電子といった極小の物体を検出する。つまり最近における顕微鏡レベルの革新や発見は量子力学の賜物だということだ。将来的には量子力学を利用した望遠鏡も登場するであろう。


4. 医学への応用
7_e4

 長年にわたり量子力学の原理は放射線機器やMRIの開発に大きな役割を果たしてきた。だが今後、量子力学はそれをも上回る革新を医療の世界に引きおこすかもしれない。

 専門家によると、ナノテクノロジーと量子コンピューター技術はガンや臓器不全の治療を助ける優れたツールになるという。また人体が疾病と戦う助けにもなるとも指摘されている。


3. 平行宇宙や多元宇宙の発見
8_e2

 SFファンなら平行宇宙は大好きなテーマであろう。現実には事実というよりも理論でしかなく、その存在について学会の態度はまちまちである。

 だがスティーブン・ホーキングのようなブラックホールが別の宇宙への入り口である可能性を指摘する者や、ブライアン・グリーンのような平行宇宙や多元宇宙が実在しうると主張する者も確かにいる。両者共に、量子力学の理解が進み、さらに高度な機器が登場すれば、我々の宇宙以外にも宇宙が存在する証拠が得られるであろうと予測している。


2. 時空の概念の崩壊
9_e3

 ただでさえ複雑な相対性理論だが、現在の物理学者はさらに頭をこんがらがらせる理論を提唱している。彼らによると、まず空間とは宇宙の空の部分であるように見えて、実はちっとも空ではないのだという。そこは全宇宙の95パーセントを占めるいわゆる”ダークマター”や”ダークエネルギー”で満たされているのだそうだ。

 一方、時間については幻想とされる。過去・現在・未来におけるあらゆる出来事の概念を否定し、現実には時間などないのだという。さらに線形の時間という概念は、量子のスケールと相容れないのだとも主張される。

 つまり、そうした専門家の意見が正しいのだとすれば、何もないと思われた空間は何もないわけではなく、現実であると思われた時間も現実ではないことになる。これに驚かないのであれば、おそらくあなたは存在していないのだろう。

高次の存在を示唆する10の科学的証拠


1. 意識が現実を作る
10_e3

 現実が意識の結果であったとしたら? 現実があなたを作り出すのではなく、あなたが現実を作り出しているのだとしたら? 理論物理学の世界において、最も熱い議論が交わされるテーマは意識だ。量子レベルの物質の状態がその解釈によって異なるという点について、専門家は意見の一致をみる。

 ロバート・ランザ、ロジャー・ペンローズ、スチュワート・ハメロフらはさらに一歩進み、意識は量子レベルにおける物質の振る舞いを定義していると提唱する。例えば、ランザは、時空とは心が宇宙の情報を解釈するために適用する単なるツールに過ぎないと考える。またハメロフとペンローズによれば、意識とはニューロンの中の極小のチューブが振動することによる量子重力効果の結果であるそうだ。


via:10 Revolutionary Implications of Quantum Physicsなど
posted by gensou-choumazin at 08:49| Comment(0) | 最新・面白科学記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

死後冷凍保存された脳を新しい体に移植し死者をよみがえらせる計画が3年以内に実施予定(イタリア脳神経外科医)






死後冷凍保存された脳を新しい体に移植し死者をよみがえらせる計画が3年以内に実施予定(イタリア脳神経外科医)

0_e15

 イタリアの脳神経外科医であるセルジオ・カナベーロ博士は、今年12月に世界初の「頭部」の移植の準備を進めている。

 それどころか、遅くとも3年以内には世界初の「脳」移植の実現を計画しているそうだ。この手術がうまくいけば、死亡後に極低温凍結された人間の脳が、新しい体に移植されることとなり、事実上生き返ることとなる。

 科学的にも、倫理的にも大きな議論を呼びそうな計画だ。

人間の頭部移植手術は2017年12月実施予定
 頭部移植手術は今年12月、中国北部のハルビン医科大学で中国人の患者に対して実施されるという。最大の難関は脳を切断した脊柱につなぎ合わせ、動きや感覚の制御を再び可能にすることだ。

 カナベーロ博士によれば、Texas-PEGという液体を用いて脊柱を完全に切断したマウスの動きを回復させる実験に成功しており、今では問題は解決されているのだという。

 それ以外にも中国と韓国で動物実験を行なっており、成果は「間違いない」とのことだ。


関連記事:人間の頭をそのまま他人の体に移植することが可能に

世界初の脳移植計画も3年以内に予定
 また、世界初の脳移植も計画している。独『Ooom』誌のインタビューにおいて、「今、世界初の脳移植を計画しており、遅くとも3年以内に準備が完了するのではないかと考えています」とカナベーロ博士は答えている。

1_e22
イタリアの脳神経外科医、セルジオ・カナベーロ博士

脳移植の優位性と問題点
 学会の中には懐疑的な意見が根強いが、同博士によれば、脳移植にはいくつもの利点があるという。例えば、免疫反応がほとんどなく、拒絶反応の心配がないこと。脳はある意味、中立な器官なのだそうだ。

 だが脳を完全に別の体に収めねばならないという問題もある。その影響は、実際に行ってみるまでよく分からない。

2_e18

冷凍保存されている患者を蘇らせたい
 それでもカナベーロ博士は、米アリゾナ州のアルコー延命財団で冷凍保存されている患者を蘇らせたいと願っている。

 仮にこれに成功したとすれば、人類の世界観が一変することは間違いない。「宗教は永遠に一掃されるでしょう」と博士は話す。

 「宗教はもはや必要なくなります。死を恐れる必要がなくなるからです」

 意識は死から蘇ることができると分かれば、人はもはやキリスト教も、ユダヤ教も、イスラム教も必要としなくなる。そして「人生の意味は?」との問いも余計なものになるだろう、とカナベーロ博士は話している。

via:ooom・expressなど/ translated hiroching / edited by parumo
posted by gensou-choumazin at 08:44| Comment(0) | 最新・面白科学記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月05日

高地で生きるチベット人は、絶滅した人類から”サバイバル遺伝子”を受け継いでいる可能性(米研究)






高地で生きるチベット人は、絶滅した人類から”サバイバル遺伝子”を受け継いでいる可能性(米研究)

 ヒマラヤの高地で暮らすチベット人は、薄い酸素と氷点下にまで下がる寒冷な気温に適応せねばならなかった。最新の研究によれば、この過酷な環境で生きるために彼らは5つの超遺伝子を進化させたのだそうだ。

 その1つは、4〜5万年前に生きていたデニソワ人から受け継いだものだという。4万年前にシベリアで暮らしていたと言われるデニソワ人の遺伝子は、これまでの研究で、イヌイットが継承しており、その為に厳しい氷河期を生き残ることができたと言われている。

チベット人のゲノムを解析
 チベット人は標高が高く、乾燥した台地で数千年暮らしてきた。このために、低酸素、極端な低温、紫外線への暴露、乏しい食料に対する素晴らしい耐性がある。

 米テキサス大学の研究者は、チベット人27人のゲノム全体を解析し、そうした特徴を作り出している遺伝子を探した。

0_e10

デニソワ人から受け継がれた5つの遺伝子
 その結果、低地に生きる人間には見られない、血液の酸素吸収を助け、ビタミンDを速やかに処理させる遺伝子が発見された。

 例えば、EPAS1とEGLN1という2つの遺伝子が特定されている。これは高地への適応に役立つものとして以前から知られていたものだ。

 チベット人のEPAS1は古代のデニソワ人から受け継がれたもので、その祖先がデニソワ人との交配を通じて手にしたものと考えられる(なお、他の高地関連の遺伝子でデニソワ人を起源とするものは見つかっていない)。

 EPAS1は”スーパーアスリート遺伝子”と呼ばれることもある。低地においては、ヘモグロビンを増すことで血液の酸素運搬機能を向上させ、持久力を引き上げてくれるからだ。運動選手ならぜひとも欲しい機能である。

 PTGISとKCTD12という遺伝子も発見されている。これも低酸素状態と関連するものだ。
 
 さらにVDRの変異も見つかった。これはビタミンDの処理を助ける機能があり、チベットの遊牧民によく見られるビタミンD欠乏症を防ぐ効果がある。

00_e4


漢民族とチベット人の分岐点も明らかに
 分析結果からは、漢民族とチベット人の分集団が4万4,000〜5万8,000年前に分裂したことも明らかになった。だが両集団間の遺伝子流動は9,000年前までは続いていたようである。

 本研究はチベット人の人口動態と高地への適応の歴史に関するの抱括的な分析である。同じく高地で暮らしながらチベット人とは違う特徴を示す他民族の研究の基礎になるだろうとのことだ。

◆デニソワ人とは?
シベリアで暮らしていた絶滅したヒト属の人類。シベリアのアルタイ山脈にあるデニソワ洞窟で発見され、DNA解析からシベリアだけでなく、アジアの広範囲に分布していたことが判明している。

 同時期のアジア西部やヨーロッパにはネアンデルタール人が暮らしていたが、両者は20万年ほど前に共通の祖先から分岐した姉妹種であると考えられているがまだ謎は多い。

 当時、ネアンデルタール人、デニソワ人、ホモ・サピエンスは近種同士で交わっていた。現代人の遺伝子の5パーセントは、ネアンデルタール人との異種交配によって得られたものであるそうだ。

Tibetans inherited a 'survival gene' that lets them live at high altitude from an extinct species of human/ translated hiroching / edited by parumo
posted by gensou-choumazin at 05:38| Comment(0) | 最新・面白科学記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする