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2018年07月23日

ツイッターやニュースサイトを利用した情報操作は実際に存在する(米研究)






ツイッターやニュースサイトを利用した情報操作は実際に存在する(米研究)

ネット上では情報操作問題となっている。そこで、米ワシントン大学のケイト・スターバード率いる研究チームは、意図的に虚偽の情報が流されているのかどうかを調査した。

 結論から言おう。答えはイエスだ。
 
 その内容はまったくのフェイクから、煽情的なもの、一政党や国全体が絡んだ見えすいたプロパガンダまで多岐にわたるという。
 
 もちろん有名なメディアは、公明正大に情報を提示していることだろう。やっかいなのが、オルタメディア(alt media)と呼ばれる、組織や個人が発信するニュースメディアなのだという。

ツイッターから情報収集、同じタイプの嘘が何度も登場することが判明
 ワシントン大学で人間中心設計とエンジニアを研究する、ケイト・スターバード准教授のチームは、3年分の集積データについての研究を発表した。

 この研究は、危機的な事件が起こったときに、人々がネット上でどのように噂を広めるかを調べたもので、データはおもにツイッターから集めた。

 時間をかけて調べていくうちに、同じタイプの噂が何度も登場することに気が付いた。そしてそれらは、オルタメディアが意図的に流した記事が原因だということもつきとめた。

 例えば、2013年、ボストンマラソンの爆破テロ事件の後、ツイッターでの4000以上のリツイートが、「この悲劇は米軍が流した偽情報だ」と主張するものだったという。


オルタメディアによる偽情報の拡散が招く悲劇

   この傾向は年々高まってきており、さらに事態が悪化する可能性があるという。こうした偽情報は、ボット(自動的に投稿するシステム)にのせて定期的に何度も大量に拡散される。より人が飛びつきやすいような話を見せかけて、リツイートしてもらうのだ。

 こうしたオルタナティブメディアは、大衆を弱体化させ、操りやすくするために"意図的な偽情報戦略"を利用している可能性があるというのだ。


繰り返し投稿されることの怖さ

 スターバードのチームは、ボットが多数の様々なドメインから、何度も繰り返し投稿している証拠を見つけた。

 噂はぱっと広がり、消えるのも早いのが特徴だが、オルタメディアの噂の場合は、ゆっくりと広がり、場合によっては何週間も何ヶ月も何年もずっと噂がはびこるという。

 ほかにも興味深い共通項がある。こうした噂話はサイトからサイトへ丸ごとコピーされるのが常だ。オリジナルの話が、違う話になったり、尾ひれがついたりすることはあるが、多くは一方から引き抜かれて、他方へ丸投げされる。

 ここで危険なのは、実際は同じ情報であることに気づかずに、その情報が多数の情報源(出所)によって裏付けられていると一般の人々が見てしまうことだ。


ますます状況が悪くなる

 見方を変えると、こうしたオルタメディア発のニュースの特性、つまり、矛盾するたくさんの陰謀論が増殖したり、話の出所が多すぎてうさんくさいことなどは、意図的な偽情報戦略の利用を反映しているのかもしれないということだ。

 意図的に偽情報を流す戦略的論拠はの裏には、「情報が信用できないとわかった社会は、簡単に意のままに操ることができる」という考えがある。

 偽情報の拡散が意図的なものだとしたら、読者に情報内に含まれる正真正銘の真実まで嘘だと思わせるだけでなく、社会の中に混乱した考えを生み出してしまう。

 一度、混乱してしまうと、わたしたちはなにが本当でなにが嘘なのか、見極めがつかなくなってしまう。そしてやっかいなことに人は自分で信じたいものしか信じない。

 偏見を持たずに情報処理しているつもりでも、脳はいとも簡単にごまかされてしまい、自分の興味や利益を最優先に行動してしまうのだ。
posted by gensou-choumazin at 09:39| Comment(0) | 最新・面白科学記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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