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2015年06月10日

あなたの瞳にご用心






あなたの瞳にご用心

掲載日:2009年7月31日

天体望遠鏡は星を見るものだが、産業スパイは高層ビルのオフィスの一室、パソコン画面で機密情報を見ている重要人物の眼鏡に望遠鏡の焦点を合わせるかもしれない。

企業や政府、一般家庭でも、コンピューターシステムはウイルス対策ソフトやファイアーウォールなどで情報漏洩を防ぐ対策が講じられている。だが、盗まれる危険のある情報はパソコンやネットワークの中だけにあるのではない。情報セキュリティーの専門家によると、液晶ディスプレーやキーボードから漏れる微弱な電磁波やプリンターの印字音、机上のガラスコップや腕時計の表示板、金属製のアクセサリーに映り込むパソコン画面から情報を盗むことができるという。パソコン利用者の眼球に映り込んだ画面を読み取ることすら可能であることが実証された。

コンピューターシステムがいくら厳重に守られ、通信内容が暗号化されていても、利用者がアクセスする際には、パソコン画面や音声などの形で、生の機密データが空間に流出する。そこを狙って情報を盗むことを「サイドチャネル攻撃」といい、銀行など一部の施設が狙われている可能性はあるという。

IT社会の死角、サイドチャネル攻撃に関する最先端の研究を紹介する。
posted by gensou-choumazin at 17:12| Comment(0) | 日経サイエンス ハイライト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月08日

日経サイエンス 2009年7月24日






かぐやが語った月世界

掲載日:2009年7月24日

日本最古の物語、竹取物語の主人公にちなんで名付けられた探査機「かぐや」。月上空の高度100kmに約600日とどまり、月面をつぶさに調べた。竹取の翁(おきな)と嫗(おうな)から名前を取った子衛星「おきな」「おうな」もかぐやの仕事を助けた。

今年2月、使命を終えたおきながの裏側に落下、そして6月、かぐやにも最期の時が来た。6月11日未明、宇宙航空研究開発機構(JAXA)相模原キャンパスのかぐや管制室には多数の関係者が詰め、最後の指令がかぐやに送られた。

そのとき、かぐやは近月点(最も月に近づく点)高度が6kmという月周回軌道上にあったが、残存燃料を使って2分20秒間逆噴射し、速度を落とした結果、近月点の高度が-4kmへと変更され、月との衝突コースに乗った。午前3時25分、かぐやは月の表側にあるクレーターの斜面にほぼ水平方向から突っ込んだ。おうなはまだ月を周回しているが、役目を終えたため、6月末に地球との交信が絶たれた。

かぐやによる月探査は「アポロ計画以来」ともいわれる大がかりなものだった。観測装置のごく一部にトラブルがあったが、全体的に見れば当初計画を上回る質と量のデータが得られた。

かぐやが成し遂げたことを一言で言えば、月の裏側とはどんなところか明らかにしたことだ。月は自転周期と公転周期が同じなので、地球からは表側は見えても、裏側は見ることができない。そしてこれまでの月探査でも、裏側については詳しい地形や重力の様子などはわかっていなかった。それがかぐやによって、すべてが見えるようになった。南北両極域についても同じようなことが言える。では、それでどんな新発見があったのか? かぐやによる月探査計画の科学部門のリーダーであるJAXAの加藤學教授が紹介する。
posted by gensou-choumazin at 12:59| Comment(0) | 日経サイエンス ハイライト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月07日

日経サイエンス 2009年7月16日






宇宙を実感してみませんか

掲載日:2009年7月16日

普段、日常生活の中で「宇宙」を身近に感じることはあまりない。しかし、山や海に行って素晴らしい星空を眺めたとき、私たちの前に宇宙が開けていることを実感するだろう。

宇宙空間において太陽と月、地球という3天体が一直線上に並んだときに起きる天体現象、日食もまた、宇宙を感じることができる貴重な機会だ。7月22日、日本国内で46年ぶりに皆既日食が見られる。皆既食となるのは九州南方に浮かぶトカラ列島周辺だが、他の場所でも部分食は見られる。今回、この世紀の日食の詳しいデータとともに、各地の科学館などで開かれる日食観望会の情報を集めて掲載した。

もう1つ、「宇宙」や「時間」を身近に感じることができる場が、期間限定で東京に設けられた。7月27日まで東京・六本木の国立新美術館で開かれている現代芸術家、野村仁(のむら・ひとし)の大規模な回顧展「野村仁 変化する相─時・場・身体」だ。氏の作品は太陽や月、隕石、化石などを素材としており、今回、その一部を誌面で紹介している。
posted by gensou-choumazin at 13:21| Comment(0) | 日経サイエンス ハイライト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする