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2015年06月07日

日経サイエンス 2009年7月16日






宇宙を実感してみませんか

掲載日:2009年7月16日

普段、日常生活の中で「宇宙」を身近に感じることはあまりない。しかし、山や海に行って素晴らしい星空を眺めたとき、私たちの前に宇宙が開けていることを実感するだろう。

宇宙空間において太陽と月、地球という3天体が一直線上に並んだときに起きる天体現象、日食もまた、宇宙を感じることができる貴重な機会だ。7月22日、日本国内で46年ぶりに皆既日食が見られる。皆既食となるのは九州南方に浮かぶトカラ列島周辺だが、他の場所でも部分食は見られる。今回、この世紀の日食の詳しいデータとともに、各地の科学館などで開かれる日食観望会の情報を集めて掲載した。

もう1つ、「宇宙」や「時間」を身近に感じることができる場が、期間限定で東京に設けられた。7月27日まで東京・六本木の国立新美術館で開かれている現代芸術家、野村仁(のむら・ひとし)の大規模な回顧展「野村仁 変化する相─時・場・身体」だ。氏の作品は太陽や月、隕石、化石などを素材としており、今回、その一部を誌面で紹介している。
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2015年06月06日

日経サイエンス 2009年7月13日






火星が「赤い星」になったわけ

掲載日:2009年7月13日

もし植物をはぎ取ったら大地は何色に見えるだろう? それは私たちが探査機からの画像を通じて知っている隣の惑星、火星とそっくりの姿になる。赤い大地だ。もう1つの隣の惑星、金星は二酸化炭素の厚い大気をまとい硫酸の雲に覆われているので地球から表面を見ることができない。しかし、仮に硫酸の雲が消えたら、そのとき見える地表もやはり赤茶けているだろう。

3惑星に共通する赤色は酸化鉄の赤だ。なぜ鉄が酸化したか? 「突き詰めて言うと、これら惑星の大気から水素が散逸したため」と著者は言う。太古、3惑星には水素も豊富にあったが、最も軽い水素は大量に宇宙へ流出していった。すると水素と結びついて水を構成していた酸素は、相手を失い、今度は鉄に結びついた。宇宙への大気の流失は、惑星の色を決める要因になっている。別の見方をすれば、惑星大気の流出は惑星大気の組成を左右する大きな要因であることにもなる。

惑星や衛星からの大気の流出メカニズムはいくつもあり、どのメカニズムが中心的な役割を果たすかは惑星や衛星の質量や環境によって違ってくる。「環境」とは例えば小天体落下の頻度の高さ。頻度が高いと、宇宙に吹き飛ばされる大気の量も増えるからだ。
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2015年06月05日

日経サイエンス 2009年7月9日






レスター・ブラウンの新たな警鐘

掲載日:2009年7月9日

「世界で最も影響力のある思想家の一人」(米ワシントン・ポスト紙)であるレスター・ブラウン氏。『地球白書』を創刊、『プランB エコ・エコノミーをめざして』などは日本でも読まれている。今回の寄稿で氏は「世界秩序に対する最大の脅威は貧困国の政府崩壊を引き起こす食糧危機の可能性」と指摘する。水不足と土壌喪失、地球温暖化による気温上昇によって食糧生産には厳しい限界が生まれている。これらに対する大規模な取り組みを迅速に行わないと最貧国の政府が崩壊、そうした「破綻国家」から病気やテロリズム、違法薬物、武器、難民が世界に広がって、現代文明が崩壊しかねない。
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